3月21日<Z2日/2日 A班・B班>参加者の声

《Fさん》
3月21日、2021年度最終の心理臨床研修会「創作コラージュ療法&統合主義心理療法研修班」に参加させていただきました。
普段は当たり前に感じていた常識的な行為、時事の出来事、今まで考えもしなかった事々をテーマに、深く考え、一人一人が自分の考えを発言するディスカッションの場です。
ロシアのウクライナへの進攻は、今まさに戦争を目撃し心が痛む日々です。
今回のテーマは、そのことにも関連し、日本国憲法第9条に関わる条文がどのような意味を持つのか、どう機能するのか、自分はそれについてどのように考えるのか等、話し合いました。
その過程において、国家とは、平和とは、緊急時における自衛隊の果たす役割、様々な問題・疑問があがり、理不尽とも思える状況を目の当たりにして、世界中で更新される現実の問題について、一人一人が自分の考えを発言しました。そこには全く知らなかった歴史に刻まれた問題が脈打っていることも知りました。
またその前々日に開催された「来談者中心療法ロールプレイ研修班」では、イギリスBBCの放送受信料値下げの話題を取り上げ、同じく公営の日本放送協会NHKの役割について話し合われました。放送受信料、民放との関係性より、NHKが果たす意義について知る機会を得ました。
眞澄先生には、毎回意表を突く問題や話題について深く考える機会をいただきました。会議などにおいて、ごく一般的な日本人にありがちな突出した意見は控えて、丸く収めるというような風潮に気づくとともに、流されず自身の意見をしっかりと伝えることの重要性を意識することの大切さを繰返し学ばせていただきました。一年間ありがとうございました。